リシャール・ミルのレクタンギュラー型

リシャール・ミルといえば、「トノー型」樽型のイメージがあり、

リシャール・ミルのコレクションの中に「レクタンギュラー型」長方形の形の時計があることを知らない方もいらっしゃる。

ここでは、知る人ぞ知る「レクタンギュラー型」の人気モデル『RM 016 Automatic Extra Flat』をご紹介したい。

 

Ⅰ.薄型ケース

このモデルの一つ目の特徴は、薄型ケース。

ケースの厚さは8.25mmで搭載されているムーブメントはわずか6.25mmと極薄となっている。

リシャール・ミルの代表作『RM 011』のケースの厚さは16.25mmで『RM 010』のケースの厚さは13.84mm。

これらよりも圧倒的に薄型である。

 

一般的に薄型時計とは、ケースの厚さが10mmを切ると薄型といわれる。

薄型時計の最大の弱点は、衝撃に強く作ることが困難なところである。

 

しかし、このモデルは薄型時計にもかかわらず衝撃に強くリシャール・ミルの時計として

ムーブメントの奥行き感やスケルトンといったアイデンティティーを100%保っている。

 

Ⅱ.レクタンギュラー型ケースデザイン

このモデルの二つ目の特徴は、何といっても革新的な「レクタンギュラー型」のケースデザインだろう。

「レクタンギュラー型」のケースデザインはスポーティな印象を持ちながら、スーツからカジュアルまで幅広く使える。

さらに、アリゲーターからラバー、ベルクロなど多数のストラップとも合わせやすいデザインのも大きな特徴である。

 

ケースサイズは、縦 49.00 × 横 38.00 mmのケースで大きく感じてしまうが、

このモデルは絶妙にケースを湾曲させることで腕に着けた時に大きく感じさせず、抜群のフィット感を持っている。

 

 

『RM 016 Automatic Extra Flat』は、その見た目のスタイリッシュさだけではなく使いやすさを備えた実用性の高いモデルである。

リシャール・ミルといえば「トノー型」とイメージはあるだろうが、

ぜひ一度店頭に並んでいた時は腕に着けてその優れた着け心地の良さを体感してもらいたい。

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